【日刊建設工業新聞:2018年4月18日1面記事掲載】
国土交通省は、建設業法に基づく技術検定の種目に新設した「電気通信工事施工管理」の試験(1・2級)を19年度から実施する。試験実施機関として全国建設研修センター(浅野間一夫理事長)を17日付で指定した。例年は試験日や試験地など実施計画の詳細を12月までに官報で告示しているが、19年度試験は新種目の創設に伴い「少し早く公表したい」(国交省建設業課)としている。
技術検定は、監理技術者や主任技術者になれる国家資格「施工管理技士」を取得する試験。土木、建築、管工事、電気工事、建設機械、造園のそれぞれに1級、2級があり、学科試験と実地試験で構成する。
国交省は電気通信工事の施工管理に従事する技術者の育成・確保を図る観点から、17年11月10日に省令改正を公布・施行し、新種目を創設した。
対象とする技術は「電気通信工事の実施に当たり、その施工計画および施工図の作成、該当工事の工程管理、品質管理、安全管理など工事の施工の管理を的確に行うための技術」と規定。受験資格は1級、2級(建設機械を除く)とも既存種目と同じ。