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所長雑感

キャリアアップシステム、5月から登録受付/早期申請で割引措置も

日刊建設工業新聞:2018年4月2日1面記事より引用】

今秋稼働する「建設キャリアアップシステム」の登録申請スケジュールが固まった。特別講習を受講した登録基幹技能者と若年技能者の先行受け付けを4月上旬から開始。技能者、事業者とも5月上旬に郵送申請、下旬にインターネット申請の受け付けを始める。早期ネット申請の登録料割り引きや、60歳以上の技能者の登録有効期間を延長するといった特例措置も講じ、加入促進を後押しする。

官民でつくる「建設キャリアアップシステム運営協議会」(会長・田村計国土交通省土地・建設産業局長)の第3回総会が3月30日に東京都内で開かれ、18年度の事業計画や収支計画が了承された。料金の割引措置や今後のスケジュールも確認した。

運用初年度として技能者100万人、事業者13万社の登録を目指す。システムに登録する技能者のうち、国交省は16年度の補正予算で登録基幹技能者、17年度の補正予算で29歳以下を対象とする特別講習を実施。システムに無料登録できる講習修了者には4月に申請書を配布し、先行受け付けを開始する。

技能者登録、事業者登録の申請書はともにシステムのホームページ(http://www.kensetsu-kikin.or.jp/ccus/index.html)で4月上旬から取り寄せできるようにする。5月上旬に関連団体に申請書を配布する。

郵送申請は5月上旬、ネット申請は下旬から受け付けを開始。技能者のID付きの建設キャリアアップカードの発送も始める。6月以降、受け付け窓口や認定登録機関を順次開設し、窓口申請の受け付けも始める。

早期に登録申請する技能者と事業者には、料金でのインセンティブを設ける。9月までにネット申請した技能者は登録料が500円引きの2000円となる。18年度中の技能者登録で、カードの有効期限を最大1年間延長する。事業者は9月までの登録で「管理者ID」の利用料が利用数を問わず無料になる。10月~20年3月の登録で一つのIDの利用を無料にする。

60歳以上のベテラン技能者に対する特例措置も講じる。通常は10年のカード有効期限を15年に延長。23年3月までにネット申請すると、登録料が2000円となる。

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